愛犬の初めてのトリミング。可愛い見た目にしたいなら、絶対に失敗したくないですよね。希望どおりの見た目にしてもらいたいなら、伝え方に注意する必要があります。
今回は、トリミングの伝え方のコツを紹介します!カットの目的によって、伝えるべき内容は変わりますよね。そこで下記3つのパターンに分けてお伝えします。
・見た目の可愛さを重視する場合
・カット中の安全性を重視する場合
・特に見た目などの希望がない場合
どのケースでも希望どおりになるオーダーの方法をまとめました。「Instagramで見るような可愛らしい見た目にしたい!」「希望がないときの伝え方がわからない」飼い主の方は、ぜひ最後までご覧ください。
トリミングの伝え方【見た目の可愛さを重視】
まずは、見た目の可愛さを重視する方に向けて、トリミングの伝え方を紹介します。可愛いの基準は人によって異なるため、トリマーに任せる場合にはしっかりと自分が理想とする愛犬の見た目を共有することが重要です。
写真を見せながら伝える
最もおすすめな方法が、SNSや雑誌にある写真を見せながら希望のカットを伝えることです。言葉で伝えるよりもイメージを共有しやすく、より理想に近くなります。
写真を選ぶときのコツは、同じ犬種でかつなるべく骨格や毛などの特徴が似ている犬の写真をにすることです。同じ犬種であっても、骨格や毛の特徴によってはイメージどおりにならない場合もあります。愛犬に合わない場合に、別のカットを提案してもらうためにも自分の愛犬にそっくりな写真を持っていくようにしましょう。
体の部位ごとに希望を伝える
飼い主が希望する見た目に仕上げてもらうためには、体の部位ごとに細かく希望を伝えることが重要です。体の部位ごとに、希望のカット内容をまとめたシートを渡すとスムーズです。
・体全体:何センチ以上残してほしいか・全身バリカンが良いか
・顔:丸みがあるようにするか、スッキリさせるか
・しっぽ:ライオンカットやポンポンカットなどデザインカットにするか
・耳:どれくらい短くするか
・足:足裏もしくは足回りカットどちらにするか
犬用のカット雑誌のなかには、部位ごとに細かくカット内容が記載されているものもあるため、参考にすると良いでしょう。
トリミングの伝え方【愛犬の安全第一】
ここでは、愛犬の安全を優先する場合の伝え方を紹介します。施術中はバリカンを使うカットもあり、愛犬に危険が及ぶこともゼロではありません。また皮膚が弱い場合や、疾患がある場合には事前に共有しておくことで、愛犬に負荷がかからないように安全に施術してもらえます。
薬用シャンプーを使ってほしい場合には伝えておく
皮膚が弱い子は、薬用シャンプーを使ってほしい旨を事前に伝えておくと安心です。皮膚が弱いとシャンプー後に皮膚が赤くなったり、脱毛につながってしまうため注意が必要です。
ペットサロンのなかには、薬用シャンプーを用意している場合もあります。ただし施術料金が上乗せされるため、事前に確認しておきましょう。
疾患や苦手なことを伝える
愛犬の安全を重視する場合には、疾患や苦手なことをトリマーに共有しておきましょう。例えば足の疾患を事前に共有する場合には、施術時間を通常よりも短くするために施術内容を変えるなど、トリマーが調整ができるからです。
また愛犬が苦手なことを伝えておくことで、バリカンの使用時間を短くしたり、シャンプーの仕方を工夫したりなど、愛犬に合わせて調整が可能です。
トリミングの伝え方【特に希望がない時】
愛犬のボサボサな毛をスッキリできるのであれば、見た目は何でも良い方もいるでしょう。ここでは、特に希望がないときの伝え方を紹介します。
希望の費用感を伝える
見た目の希望がない場合には、お金の希望を伝えましょう。犬種によっては、全身にバリカンを使うか、もしくはハサミを中心に使うかで、料金が変わってくることがあります。一般的には、バリカンを使うほうが費用を抑えられる傾向にあります。
希望がなく「お任せ」にすると、想定以上の出費になる可能性もあるため、出せる金額感を伝えておくと安心です。
お任せする
希望がない場合には、いっそのことトリマーのセンスにお任せしてしまうのもおすすめです。ただしお任せする場合には、想定しているカットと異なる場合が少なくありません。お任せするのが最も希望と異なるカットになるリスクが高いことを念頭に置いて、頼むようにしましょう。
自分でする方がうまくいく?プロに任せる方が良い理由
「高くないお金を支払って希望と違うカットになるくらいなら、自分でカットするほうが良いのでは…?」と思う方もいるはずです。
慣れている場合や、高齢犬でペットサロンへ行くのが難しい場合には、自宅の安心できる空間でするほうが愛犬にとっても良いでしょう。ただし基本的には、プロのトリマーに任せることをおすすめします。
おすすめする理由は、安全にかつ素早くトリミングができるからです。もちろん可愛らしいデザインカットにしたい場合にも、カットスキルが高いプロの手に任せるほうが確実です。
バリカンやハサミなどを使って目や足の周りをカットするのは、簡単なことではありません。普段おとなしい子でも慣れないことに緊張して、暴れてしまうこともあるでしょう。ペットサロンであれば、カットする環境も整っているうえにトリミングの専門技術を有するトリマーが施術するため、愛犬がケガをするリスクを減らせます。
伝え方を工夫することで希望と異なるカットになることもなくなります。愛犬を安全にカットするためにも、ペットサロンを利用しましょう。
自分でできるようになる!トリミング体験ができるサロンがおすすめ
ペットサロンのなかには、「体験トリミング」を提供しているところもあります。体験トリミングとは、飼い主がカットやシャンプーを体験できるサービスのことです。トリマーから正しいケア方法やコツを教えてもらえるため、自宅で施術ができるようになります。
自宅でもケアをしたい場合や、シャンプーの方法をプロから教わりたい方は、体験できるペットサロンを選びましょう。
まとめ
トリミングで失敗しないためには、伝え方を工夫することが重要です。下記の伝え方を参考にしてください。
【見た目の可愛さを重視する場合の伝え方】
・写真を見せながら伝える
・体の部位ごとに希望を伝える
・カットの種類を伝える
【カット中の安全性を重視する場合の伝え方】
・薬用シャンプーを使ってほしい場合には伝えておく
・疾患や苦手なことを伝える
【特に希望がない場合の伝え方】
・予算感を伝える
・お任せする
なお北海道札幌市にある「ソマリ犬猫病院」では、獣医師の身体検査を受けられるシャンプー・トリミングメニューを用意しています。デザインカットや全身バリカンなど、さまざまな施術メニューを用意していますので、愛犬のトリミングを検討している方はお気軽にお問い合わせください!