診療内容
一般診療
犬猫に対する内科・外科・皮膚科などの全般的な診療を行い、病気の早期発見・早期治療に努めます。爬虫類や鳥類、小動物などの診療はしておりませんのでご注意ください。
たとえ病名が同じであっても、飼い主様の希望や犬猫の性格、生活環境などによって選ぶべき治療法は異なります。当院では、より良い治療を選択するための話し合いを大切にしておりますので、不安や疑問は納得できるまでご相談ください。
また、当院では解決できない特殊な治療が必要だと判断した場合には、専門医をご紹介いたします。
混合ワクチン
現在、ワンちゃんには5種の混合ワクチンをご用意しており、1年に1回の追加接種を推奨しております。ただし、アレルギー体質や病気、高齢などの理由で接種が難しいワンちゃんには、抗体検査をおすすめしております。一方でネコちゃんは、3種混合ワクチンを接種可能です。
接種は、体調の良い日の午前中、あるいは午後の早い時間がおすすめです。接種後は、顔が腫れたり、元気がなくなったりすることがありますので、注意深く観察してください。また接種後1週間は、シャンプーやトリミングなどのストレスになることは避けてください。
フィラリア予防
犬フィラリア症とは、蚊に刺されることでフィラリア(犬糸状虫)が寄生する疾患です。フィラリアは体内で脱皮を繰り返し、成虫になると心臓に寄生して循環障害などを引き起こします。死にいたることもある怖い病気ですが、現在は予防薬のおかげで命を落とす犬猫は減少しています。つまり、しっかりと予防してあげることで防げる可能性が高い病気なのです。
当院では投薬前に抗原検査(血液検査)を行い、感染していないことを確認しております。その後、予防薬を処方いたしますので、月1回お飲みください。お薬はチュアブルタイプ(お肉タイプ)と錠剤をご用意しております。予防期間は6月~11月です。
マダニ予防
札幌市清田区には公園や自然が多いため、マダニが付く可能性があります。特に草むらに顔を入れるのが好きなワンちゃんは注意が必要です。マダニに咬まれると皮膚炎などが起きる可能性があり、マダニが運ぶ病原体によって感染症が引き起こされる危険もあります。人間に移る病気もありますので、しっかり予防しておきましょう。
当院では、1回の投与で約3ヵ月持続するチュアブルタイプと、背中につけるスポットタイプをご用意しております。
また、ダニやノミ、寄生虫などを見つけた場合は、無理に取ろうとすると皮膚を傷付けることがあります。お早めに獣医師にご相談ください。
狂犬病予防
狂犬病とは、感染した動物に咬まれた部位からウイルスが侵入し、神経に影響をおよぼす病気です。感染するとほぼ100%死にいたる恐ろしい病気であり、ペットに咬まれた人間に感染するリスクもあります。
現在日本での狂犬病の発生は報告されていません。ただし世界では、いまだに多くの国が脅威にさらされています。そのため日本では、犬の登録と年1回の予防注射を飼い主に義務付け、万が一日本に入って来たときの流行を防いでいます。「日本に狂犬病はない」と捉えるのではなく、一人ひとりの飼い主様が正しい知識を持つことが大切です。
去勢・避妊手術
繁殖目的の場合を除き、生後半年(最初の発情期の前)を目安に去勢・避妊手術を推奨しております。なぜなら、ストレスや病気を予防できるからです。たとえば男の子は、去勢手術によって前立腺肥大や精巣腫瘍、肛門周囲腺腫などを予防可能です。また、マーキング行動の軽減につながります。一方で女の子は、子宮と卵巣の摘出によって、子宮蓄膿症や卵巣腫瘍、乳腺腫瘍などを予防できます。
血液検査やレントゲン検査、心電図検査などの術前検査で全身状態を把握してから行いますので、リスクが心配な方はぜひ当院におまかせください。
診療時間
学会出席などにより通常の診療時間と異なる場合があります。
当ホームページまたは携帯サイトにて最新情報をご確認ください。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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09:30~11:45 | × | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
13:00~16:00 | × | ▲ | ▲ | ▲ | ▲ | ▲ | × |
16:00~19:00 | × | ● | ● | ● | ● | ● | × |
【休診】月曜日
※ 13:00~16:00は手術・特殊検査となります。
※ 予約優先制となりますのであらかじめご了承ください。
診療について
- ・当院は予約診療制となっておりますが、診療内容や急患などにより待ち時間が長くなることがあります。また、診療内容や容体によっては順番が入れ替わることもございます。あらかじめご了承ください。
- ・診察券(予約カード)を受付の診察券入れに入れてお待ちください。順次問診いたします。
- ・診察券を忘れてしまった場合にはお申し出ください。別紙に記入していただきます。
- ・待ち時間が発生している場合には、受付後に外出可能です。順番が近くなりましたら携帯電話などにご連絡いたします。
- ・お時間のない場合などは、来院前にお電話で混雑状況の確認をお願いいたします。
- ・容体が悪い場合には、すぐにお申し出ください。
- ・動物保険に加入している場合は、毎回保険証をご持参ください。
子犬、子猫を飼われたときの注意点
「うちの子、何かおかしいな」
と思ったら
時間外診察について
診察時間外は留守番電話で対応しておりますので、お名前・お電話番号、症状などのメッセージを入れてください。折り返しお電話いたします。
また、対応できない場合もございますので、その際は札幌夜間動物病院をご利用ください。※診察の際は時間帯により異なる時間外診察料がかかります。
診療の流れ
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受付
基本的には予約優先制となっておりますが、急患にも対応可能です。容体が悪い場合は、すぐにお電話ください。また当院は、予防医療・先制医療を重視しておりますので、元気なときでもお気軽にご来院ください。
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問診
いつから、どのような症状が出ているのかなどを詳しくお聞きします。下痢や嘔吐といった排泄物、不自然な行動をした際の動画や写真などをお持ちいただくとより良い診察・治療につながります。
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身体検査
全身の触診と聴診、口腔内のチェックなどを丁寧に行い、犬猫の状態を確認していきます。落ち着いて診察を受けられるように、飼い主様にご協力をお願いする場合がございます。どうぞ普段通りワンちゃんやネコちゃんにお声掛けください。
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検査
問診や身体検査をもとに、レントゲンや血液検査、超音波などを行い、診断内容を確定します。その後、あらためて飼い主様に診断結果や治療内容をご説明し、副作用などのデメリットも正直にお伝えいたします。
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治療
まずは速やかな症状緩和につながる治療法を提案いたします。その後、飼い主様とご相談しながら、再診や投薬などの治療方針について考えていきます。費用などの疑問や不安は、気兼ねなくご質問ください。
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お会計
待合室に戻り、お会計となります。その際、次回の予約をお取りいただくとスムーズです。手術後や投薬後は、普段とは異なる行動をする場合がございます。より注意深く観察し、異変がありましたらお早めにご連絡ください。