ー犬猫のトリミング中にダニが見つかったら?料金や対策方法を解説ー
犬猫のトリミングは、見た目だけではなく、衛生面においても大切です。愛犬や愛猫のトリミングを考えている方のなかには、下記のように疑問がある方も多いのではないでしょうか。
・ダニやノミ対策をしてないけど施術してもらえる?
・施術中に見つかったらどうなる?
今回は、施術中に見つかった場合の対応やダニ対策の例について、犬猫専門の動物病院の「ソマリ犬猫病院」がわかりやすく解説します!
愛犬や愛猫にトリミングをしてもらううえでの注意点を把握しておきたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
ダニが付いている犬猫はトリミングできません!
ダニが付いている犬猫は、一般的なトリミングサービスでは対応してもらえません。ペットサロン側としては飼い主に安心して利用してもらうために、愛犬や愛猫に感染する可能性があるうダニをサロンに侵入させるわけにはいかないからです。そのため「動物病院で駆除してから施術する」といったように、きっちりと禁止しているところが大半です。
また侵入を防ぐために、多くのペットサロンでは施術前・施術中で対策を取っています。そのため犬猫についているダニが原因で断られる場合には、しっかりと感染対策を行なっている信頼できるペットサロンです。
なお、シニア犬専門のペットサロンや自宅出張タイプのペットサロンでは、施術してくれる場合があります。ただし基本的には入店やサービス提供自体を禁止しているため、予約前には施術してもらえるかどうか必ず確認を取りましょう。
トリミング前にダニ予防済みかのチェックがある
トリミングを受けても問題がないかどうか、施術前にいくつかトリマーが飼い主に対して確認を取ります。具体的なチェック内容は下記のとおりです。
・混合ワクチンや狂犬病の予防接種が済んでいるかどうか
・フィラリア・ノミ・ダニ予防を直近でしているかどうか
・アレルギーの有無
ペットサロンでは、たくさんの犬猫が集うことになるため、感染対策を行う必要があります。そのため感染性が高いウイルスの感染を予防できる「狂犬病ワクチン」や、「混合ワクチン」を接種しているかどうかは、ほぼ100%確認されます。ペットサロンによっては、予防接種証明書の提出が必要な場合もあるため、事前にペットサロンのホームページで確認しておきましょう。
また狂犬病と同じく、ノミやダニの予防を済ませているかどうかもほかの犬猫への感染対策として確認します。マダニの侵入を許してしまうと、排水溝だけではなくサロン全体を掃除する必要があります。ペットサロンによっては、ほかの飼い主や犬猫に迷惑をかけないように、下記のように細かく聞く場合も少なくありません。
・何ヵ月前に予防薬を使ったか
・市販薬ではなく動物病院もらった薬かどうか
・寄生されたことがある場合には治療済みか
ペットサロンによっては「1ヵ月前に予防薬を使い対策をしている場合でないと施術不可」「利用の3日前までに駆除用の薬を投与していること」といったように、期間を指定している場合もあるため注意しましょう。
トリミング中にダニが見つかったら?
もしトリミング最中にダニが見つかった場合には、どうなるのでしょうか?トリマーの対応や料金について気になりますよね。多くのペットサロンでは、下記の対応を取ります。
・中断される場合が一般的
・薬用ノミ取りシャンプーで取ってもらえる場合も
これから、それぞれの対応内容や料金について具体的に解説します。
中断される場合が一般的
施術中に見つかると、中断される場合が一般的です。続けてしまうと床や壁に付着しほかの犬猫に感染する可能性が高くなるため、見つけ次第すぐに帰ってもらえるようにします。
ただし中断といっても、シャンプーの泡が残ったまま渡されるわけではないので安心してくださいね!シャンプーを落として、ドライヤーで乾かした状態で渡されます。
また、気になる料金については、ペットサロンによってさまざまです。例えば、見つかるまでにした料金分を請求する場合や、通常料金の50%を請求する場合などがあります。なかには、ペットサロン全体の掃除料金を請求される場合もあるため注意が必要です。
ペットサロンに迷惑をかけないためにも、ペットサロンに行く前に見つけた場合には早めにキャンセル手続きを行いましょう。
薬用ノミ取りシャンプーで取ってもらえる場合も
動物病院と併設しているペットサロンでは、薬用シャンプーで取ってもらえる場合もあります。ただし完全に駆除できるわけではないため、注意してくださいね。基本的には動物病院での駆除が必要です。
また、薬用シャンプーを使うことになった場合には、追加費用が発生します。費用相場は「500〜1,500円程度」です。予防しておけば発生しない費用を支払うことにならないためにも、事前に動物病院でお薬をもらいましょう。
トリミングのためのダニ対策
トリミング中断を防ぐためには、事前のダニ対策が重要です。特に効果がある対策は下記の3つです。
・動物病院でダニ用の薬を処方してもらう
・トリミングの頻度を上げるのもおすすめ
・動物病院併設のペットサロンに通う
まず確実なのが「動物病院で予防薬を処方してもらう」ことです。月1回の投与に加えて、マダニが発生しやすい5〜10月の間は集中的に予防を行いましょう。初夏から秋にかけて施術を希望する場合には、事前にお薬をまとめ買いしておくと安心です。
また、トリミングの頻度が年に数回の場合には、「1ヵ月に1〜2回」に増やすのもおすすめです。定期的なシャンプーにより汚れを落とすことで、ダニの繁殖を抑えられます。ただし皮膚の状態や犬種によっては頻度を増やさない方がいい場合もあるため、トリマーに相談すると良いでしょう。
しっかりと対策をするうえでは、ペットサロン選びも大切です。ペットホテルと併設しているサロンや自宅出張タイプのサロンなど、さまざまなタイプがあるなかで最もおすすめなのが「動物病院併設のペットサロン」です。寄生していることがわかった場合には、すぐ獣医師に相談できます。
以上、3つの対策を取って愛犬・愛猫の施術をスムーズにしてもらいましょう。
まとめ
ダニが寄生している犬猫のトリミングは、基本的にできません。ほかの犬猫が感染してしまったり、ペットサロン全体の掃除が必要になったりと、ペットサロンの信頼や経営に大きく影響するからです。
そのため、飼い主側で感染対策を行うことが大切です。動物病院併設のペットサロンであれば、トリマーと連携してトリミング前に予防薬をスムーズに処方してもらえる場合があるため、感染対策としておすすめです。
犬猫専門の動物病院の「ソマリ犬猫病院」では、マダニ・狂犬病予防の診察に加えて、完全予約制のトリミングサービスも用意しています。獣医師による身体検査を毎回実施します。
シニア犬や疾患のある犬猫でも対応可能な場合がありますので、お気軽にお問い合わせください!
札幌市の動物病院はソマリ犬猫病院に お任せください
病院名:ソマリ犬猫病院
住所:〒004-0871 札幌市清田区平岡1条4丁目4-6
TEL:011-886-6377
FAX:011-886-6366